こんにちは、ゆうちゃんです。
今回は、①『原油ブル(2038)』に引続き注目!、②今後の『原油ブル(2038)』との向き合い方を考える!についてお話します。
私は一昨日(4月21日)、原油ブル(2038)を購入しましたが、昨日(4月22日)ストップ安の大暴落が直撃してしまいました。
また、昨日(4月22日)は原油ブル(2038)がストップ安で一昨日比-80円(-28%)の207円に張り付く中、原油ブル(2038)に連動する日経・
詳しくは昨日の記事をご覧ください。

しかし、本日(4月23日)、私の大暴落の予想に反して前日比-16円(-7.73%)の191円にとどまりました。
なぜ原油ブル(2038)は大暴落しなかったか
私の大暴落予想に反して、本日(4月23日)の原油ブル(2038)は前日比-16円(-7.73%)の191円にとどまりました。(助かりました…)
まず、本日(4月23日)の原油ブルに連動する指標を確認します
日経・
インディカティブNAV(原油ブルの単位口数当たりの推定純資産価格)⇒前日比+65.7円(+62.67%)170.53円となっています。
原油ブル(2038)と連動する指数が軒並み大幅高となった理由は?
東京原油市場は、昨日(4月22日)、原油の先物価格が一時、およそ18年ぶりの安値をつけましたが、本日(4月23日)は取り引き開始直後から買い注文が膨らみました。
主な理由は、ニューヨーク原油市場で国際的な指標となるWTIの6月物の先物価格が、一時、1バレル=16ドル台まで上昇したことが好感されたことがニュースで報じられています。
次に、上記にある理由、NYのWTI原油先物が上昇した理由について調べてみます。
NYのWTI原油先物が上昇した背景は?
昨日(4月22日)のNYWTI原油先物は前日比+2.21ドルの13.78ドルとなりました。一時16ドル台まで上昇しましたが、その主な理由は、①OPECプラスが一段の協調減産に向けて準備していること、②米国に戦略石油備蓄の最大7500万バレル積み増し計画があること、③米国が供給過剰を是正するためサウジアラビアからの原油輸入の停止を検討していること、です。
これらの理由の中でも、特に注目されている①協調減産について調べてみました。
OPECプラスを中心とした協調減産の行方について
現状、決定している協調減産はOPECプラスが5月と6月に世界の原油供給の約1割にあたる日量970万バレルの減産を実施するということです。
一方で、国際エネルギー機関(IEA)が公表した月例報告では、世界における4月の石油需要が日量2900万バレル減少し、25年ぶりの低水準に落ち込むとの見通しを示しています。日量970万バレルの協調減産のみでは供給過剰が継続する可能性が高いとされています。
追加の協調減産が、現時点で予定されている日量970万バレルを大幅に上回る規模になれば、供給過剰解消に近づいて原油価格が上昇する可能性も出てくると期待しています。
ただし、過去最大の協調減産である日量970万バレルが、世界における4月の石油需要の減少分である日量2900万バレルにまで規模を拡大できるかとなると現実味がないと感じます。
世界の石油需要において、仮に4月並みの2900万バレル減少が継続してしまうと、現時点でさえ、原油の保管施設がない中で、協調減産で追いつかない分はどこにいくのか?
ここが解消されない限りは、不安定な原油相場が続くと考えています。
今後の『原油ブル(2038)』との向き合い方
とにかく、①協調減産による供給減少、②新型コロナウイルスの終息による原油需要増加がない限りは、長期的な原油価格上昇は厳しいと考えています。不安定な相場の中で上昇することはあるかもしれませんが一時的なものと考えます。
しかし、昨日もお伝えしましたが、①原油ブル(2038)が早期償還さえしなければ、②追加の協調減産が実施されれば、③新型コロナウイルスが終息に近づいていけば、原油ブル(2038)が新型コロナウイルスの流行前の水準である1000円台に戻る事も期待しています。
原油価格の状況を注視しながら、原油ブル(2038)の取引を楽しみたいと思います~!