こんにちは、ゆうちゃんです。
今回は、andfactory(7035)『新型コロナウイルスの影響軽微』から一転『業績の大幅な下方修正』が直撃!!についてお話をします。
昨日、保有中のandfactory(7035)について業績の大幅な下方修正が発表されました。
保有株に下方修正が出た時のショックはハンパじゃないですね。
業績悪化はする前提で購入していましたが、まさかこれ程とは…
andfactory(7035)とは
andfactory(7035)は売上高のおよそ半分がマンガアプリ、もう半分がIoTスマートホテル関連となっている会社です。
詳細の事業内容はこちらをご覧ください!! ↓↓

下方修正リリースを受けた株価の動きは?
【日足 チャート】
andfactory(7035)は昨日6月2日の業績下方修正の影響で、本日6月3日は前日比-181円(-13.91%)の下落となりました。昨日のPTSも含めて、下方修正の内容の割には下げていない印象です。
次に、下方修正の内容を確認する前に、4月14日の決算発表時点においてandfactory(7035)が新型コロナウイルスの業績への影響をがどのように捉えていたかを確認します。
andfactory(7035)の新型コロナウイルスの影響に関して
【2020年8月期の第二四半期決算短信の抜粋】
出典:andfactory
2020年4月14日に発表された2020年8月期の第二四半期における決算短信の抜粋です。
こちらの決算短信に以下の内容があります。
『新型コロナウイルスの感染拡大による影響は、 一部事業において影響を受けておりますが、当該業績予想を修正するほどの規模の影響は現時点では観測されておらず軽微であります。』
『IoT事業においては、緊急事態宣言を受け、2020年4月8日以降、&AND HOSTEL全店舗の営業停止を決定し、営業再開に関しては今後の政府方針や感染拡大の状況により各店舗個別に判断いたします。営業再開の時期や再開後の稼働状況によっては、当期の運営に係る収益に影響を及ぼす可能性がございます。現時点では、当社全体の業績に対する影響は限定的であると判断しております。 』
この発表がされた、2020年4月14日時点において、緊急事態宣言は5月の連休後まで継続することが決定しておりました。その状況をふまえて、『影響は軽微』や『影響は限定的』との表現になっていました。
そんな訳はないと思ってはいましたが、まさかこれ程とは…
投資は自己責任ですね。
andfactory(7035)の下方修正内容
【下方修正 プレスリリース】
出典:andfactory
2020年8月期の業績修正内容は、売上高60億円⇒28億円、営業利益5.8億円⇒-2.4億円となりました。
えっ?????
売上高が半分以下になってるじゃん!!営業利益が大幅赤字に転落じゃん!!
やめてーーーーーー!
一ヶ月半前に『影響は軽微』としていたものが、『大幅に下方修正』となりました。
修正の理由には、『宿泊業界全体の景況感悪化に伴い、&AND HOSTEL 及び tabii 等の宿泊領域における事業の影響が大きく、大幅に下方修正いたしました』とあります。
具体的にセグメントごとの影響はどのくらい?!
【セグメント別 業績予想】
出典:andcanpany
なるほど!下方修正は、ほぼ、IoT関連事業の影響で、一部マンガアプリね!
IoT関連事業の売上高、ほとんどないことになってるじゃん!!新型コロナの影響がなかった2020年8月期上半期の売上高はどこにいっちゃったの?????
2019年8月期もIoT関連の売上高は4Qに集中していましたので、その分がほぼないということかと思います。想定外すぎます。
読み進めていくと更に悪材料を発見!!
【下方修正 プレスリリース続き】
出典:andcanpany
こちらは、今回の下方修正における前提条件に関する記載になっています。
つまり、こちらの前提条件通りになれば今回の下方修正後の業績で着地するという意味です。
この中で大きなポイントは、赤枠部分です。なぜなら、andcanpany(7035)の売上高の大部分を占めるからです。
①&AND HOSTEL(IoT事業)
色々と記載されていますが、不確定要素がある収益は織り込んでいないというような内容になっています。保守的な内容としていますので、この下方修正後の数字より落ち込む可能性は少ないと考えています。
②マンガアプリ(Smartphone APP 事業)
こちらは想定外の悪材料が発生です。 リワード単価引き下げ(一部広告主で単価半減)及び新型コロナウイルスの影響による広告市況悪化に伴うマンガアプリ広告収益縮小となっています。
広告市況悪化がandfactoryを直撃しています。マンガアプリに関してはアクティブユーザー数が増加していればいいと考えていましたが、広告収入減少リスクに関しても注視する必要があることを学びました。
今後の売買方針
実は、本日、andcanpany(7035)を買い増しました。
理由は、①こんなにひどい下方修正が出たのに下落が大きくなかった、②下方修正の業績見込みはかなり保守的に出している印象なので悪材料出尽くしとみて再度上昇するかもしれない、というものです。
ちなみに、私は、5月21日にandfactory(7035)の銘柄分析をしたときに以下のように考えていました。
【5月21日時点 andfactory(7035)銘柄分析】
『IoT事業が全く再開できな場合や、マンガアプリのビジネスモデルが想定のように収益を上げられなくなる場合は、売却を考えます。』と書いていました。
まさに現在、売却を考えるパターンに当てはまっています。(笑)
ということで、今週はandfactory(7035)を売ってしまうか、保有を継続するか決断したいと思います。
今回の教訓は、会社のプレスリリースで記載されている『新型コロナウイルスの影響は軽微』は信じてはいけないということです。
なんといっても投資は自己責任。
今後とも『ゆうちゃんの投資ブログ』を宜しくお願いします~!!
株式銘柄分析にご興味がある方は、他の銘柄も見ていってくださいね↓↓




