こんにちは、ゆうちゃんです。
今回は、No.1(3562)がM&Aでストップ高!株式銘柄分析&売買方針!についてお話します。
個人的にサイバーセキュリティ関連株として6銘柄注目していましたが、そのうちのNo.1(3562)が、本日5月27日にストップ高となりました。
サイバーセキュリティ関連株のチェックはコチラをご参考にして下さい↓↓
No.1(3562)はどんな銘柄?
会社概要
・OA機器、自社企画のセキュリティ商品販売や保守・メンテが柱
・オフィスコンサルタント事業69%、システムサポート事業31%★特記事項
・2021年2月期はWeb販売や新拠点・営業増員により主柱の情報セキュリティ商品が順調。OA商品は代理店販売が増加。ITサポートも着実。
・セキュリティ機能を強化したオフィス用Wi-Fiを拡販。RPA関連商品の開発・投入に注力。
★時価総額
・33.9億円
No.1(3562)の事業内容
出典:No.1 HP
No.1は企業の「オフィス環境」、「業務効率」、「経営環境」をトータルでサポートする会社です。
どのようなサービスでサポートするかというと「オフィスコンサルタント事業」、「システムサポート事業」です。具体的には以下の内容です。
出典:No.1 HP
オフィスコンサルタント事業は、オフィスのコピー機やビジネスフォン、パソコン、法人用携帯、回線手配、プロバイダ契約、照明、ネットワークセキュリティ、防犯セキュリティ、ファイスサーバー、webサイト制作などを提供しています。
No.1(3562)の業績は?
出典:株探
2020年2月期は、売上高88億円、営業利益3.6億円、経常利益3.8億円となり増収増益で着地しています。
また、2021年2月期は、売上高92億円、営業利益3.8億円、経常利益3.9億円でこちらも増収増益計画です。
なんと、過去3期連続で増収増益となっており、2021年2月期も増収増益となれば、4期連続です!!!
なぜ、競合他社も多そうな、オフィスを準備したり良くしたりするニーズに応えるビジネスモデルが増収増益を続けられるんでしょうか???調べていきます!!
2020年2月期の増収増益要因
出典:No.1
こちらは、No.1(3562)の2020年2月期における決算説明資料です。営業利益増減要因の中に重要な記載がありました。
『情報セキュリティ商品及びWeb関連商品 (HP等)は市場ニーズの高まりを受け堅調に推移』とあります。つまり、No.1(3562)のHPにある事業内容でいう、ネットワークセキュリティとwebサイト制作事業において市場ニーズが高まっており堅調に推移しているということです。
ネットワークセキュリティに関しては実際にどのような事なのかイメージが沸きづらいので詳しく調べてみます。
ネットワークセキュリティ

出典:No.1 HP
商品は専門的で詳しく内容を把握することが難しいです。
押さえておきたいのは、このような商品を設置することでネットワークのセキュリティを強化するニーズに応えられるということです。
サイバー攻撃は増加傾向にあります。新型コロナウイルス感染症の脅威がある現在において、WHOや金融機関へのサイバー攻撃が以前の数倍になるなどのニュースが報道されている中で、セキュリティ対策のニーズは高いということです。
No.1(3562)はどんな銘柄?ーまとめー
No.1(3562)は会社のオフィスを準備したい!良くしたい!というニーズに対して様々なサポートをしている会社です。
No.1(3562)独自のネットワークセキュリティ製品やwebサイト制作ニーズの高まりにより、過去3期連続で増収増益、2021年2月期も増収増益計画となっています。
新型コロナウイルスの影響は?
新型コロナウイルスの影響により会社はテレワークの導入が進み、会社のオフィスは不要となるケースもあるとニュースで報道されています。
No.1(3562)に関しては今のところ新型コロナウイルスの影響は不明ですが、2020年2月期の決算説明資料に参考になるスライドがありました。
出典:No.1
『景気に左右されず、持続的に売上を拡大』とあります。
景気拡大期は、会社の人員増加に伴うサービスやweb回収などのシステム投資のニーズが高まります。景気後退期は、コスト削減や省力化のニーズが高まります。景気拡大期にも、景気後退期にも、ニーズに対応できる商品があるため持続成長ができるという内容です。
確かに2010年以降、売上高は右肩上がりとなっており、結果を出していますので、納得できる部分もあります。
一方で、今回の新型コロナウイルスの場合は、過去のケースにないテレワークの普及により、オフィス需要を直撃している可能性があるため注視が必要と考えています。
No.1(3562)が本日2020年5月27日にストップ高になった理由は?
No.1(3562)が本日2020年5月27日にストップ高になった材料
2020年円5月26日にM&Aのニュースがプレスリリースされました。
【プレスリリース】
出典:No.1
No.1(3562)が、株式会社アレクソンの株式の取得及び簡易株式交換による完全子会社化をすると発表しました。
つまり、No.1(3562)が株式会社アレクソンをM&Aしました。
??
No.1(3562)は今回のM&Aでどうなるの??
M&Aの概要は?
出典:No.1
No.1(3562)はエフティグループ(2763)の子会社であるアレクソンの発行済株式の100%を取得してアレクソンを完全子会社しました。
No.1(3562)とアレクソンの関係性は?
出典:No.1
アレクソンはメーカー機能を持ちます。No.1(3562)が顧客からオフィスに関するニーズを吸い上げて、アレクソンが顧客ニーズに合わせた商品を開発して、No.1(3562)が提供する事が可能となります。
アレクソンの事業規模は?M&A後の業績イメージは?
出典:No.1
No.1(3562)の売上高88億円、営業利益3.6億円に対して、アレクソンは売上高29億円、営業利益3.3億円です。
足し合わせると、ざっくり単純計算で、M&A後のNo.1(3562)連結業績は、売上高117億円、営業利益7億円となります。
売上高は100億円を超えますし、利益率も大幅に改善します。
M&Aにおける1番の注目ポイント
出典:No.1
今回のM&Aの1番の目的は、『需要拡大が見込める情報セキュリ ティ商材の拡充』です。
No.1(3562)は情報セキュリティにより右肩上がりの業績推移を可能にしているビジネスモデルです。
No.1(3562)における堅調な業績の要となっている情報セキュリティ事業を強化することがこのM&Aの1番の目的です。
上図の右表は、情報セキュリティ・ネットワーク商材の 売上高推移と目標が示されていますが、No.1(3562)の既存事業に加えて自社企画商品の拡充とアレクソンの売上がオンされて右肩上がりになる計画になっています。
今回のM&Aについて考察
今回、No.1(3562)がおこなったM&Aは成功する可能性が高いと考えています。
今後も、サイバー攻撃の増加を背景にしてサイバーセキュリティ分野のニーズの高まることが予想されます。そのような状況の中、今回のM&Aは、No.1(3562)の稼ぎ頭、かつ、伸びしろのある情報セキュリティ事業を強化することができます。
最後に
本日2020年5月27日にNo.1(3562)がストップ高になった材料はアレクソンをM&Aしたことです。
新型コロナウイルスがオフィス需要を直撃している可能性があるため注視が必要という部分は忘れてはいけませんが、今回のM&AによりNo.1(3562)における堅調な業績の要となっている情報セキュリティ事業を強化することができます。
No.1(3562)は時価総額が34億の小型株ですので大幅上昇も期待したいと考えています。
本日の終値は、ストップ高により300円上げて1,333円となっています。
売買方針としては、①昨日の終値1,033円に戻す動きがあったとき、②1,333円で揉み合いが続く、のような動きのときは購入を検討しようと考えています。(個人的な見解で購入をおすすめするものではありません)
材料が良さそうなので、買うタイミングはこないかもしれません。
また、興味がある銘柄がありましたら分析してみたいと思います!
今後とも『ゆうちゃんの投資ブログ』を宜しくお願いします~!!
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