こんにちは、ゆうちゃんです。
2020年5月22日、テラ(2191)がテンバガーを達成しました!!!
今回は、テラ(2191)がテンバガーを達成した理由は?、テラってどんな株式銘柄?、についてご紹介します。
…
もちろん私はノンホルですよ!!笑
テラ(2191)ってどんな株式銘柄?
テラ(2191)の会社概要
~テラの会社概要~
【設立】
・2004年6月
【上場】
・2009年3月
【どんな会社?】
・東大医科研究ベンチャー。樹状細胞ワクチンによるがん免疫細胞療法の再生医療製品化を目指している。
・事業シェアは、細胞医療83%、医療支援17%。
【特記事項】
①細胞医療は提携医療機関を開拓して大口剥落から復調。製造体制の効率化や前期の赤字CRO子会社の整理も効くが治験支援費用が重い。
②腫瘍から遊離して血流中を循環する細胞用いた樹状細胞ワクチン療法を鶴見大学と共同研究決定。膵臓がんワクチンの治験の患者登録は2021年3月までに登録見込む。
【自己資本】
・662百万円
出典:会社四季報
テラ(2191)は医療ベンチャーですね。
細胞医療を提携医療機関に売り込んでいるようです。
また、樹状細胞ワクチンを用いたがん免疫療法の再生医療に関して、膵臓がんワクチンの治験が進んでいるということが分かります。
テラ(2191)の事業内容
~テラの事業内容~
①医療機関に対する樹状細胞ワクチン療法等、細胞医療に関する技術・運用ノウハウの提供
②樹状細胞ワクチン療法等、再生・細胞医療に関する研究開発
出典:テラHP
テラの事業内容を四季報の情報とリンクさせると、具体的な内容は以下であると分かります。
①に関しては、細胞医療(樹状細胞ワクチン療法等)を提携医療機関に売り込み
②に関しては、樹状細胞ワクチンによるがん免疫細胞療法の再生医療製品化
この2つの事業に関して具体的に調べてみます。
①細胞医療(樹状細胞ワクチン療法等)を提携医療機関に売り込み
主に3つの受託メニューがあります。
出典:テラHP
ハイグレードDCがテラが提供している樹状細胞ワクチンです。その他、活性化リンパ球やナチュラルキラー細胞を提供しています。細胞医療の専門家ではないので詳細は不明です。笑
②樹状細胞ワクチンによるがん免疫細胞療法の再生医療製品化
出典:テラ 中期経営計画(2019年~2021年)
こちらは、テラ(2191)の開発パイプラインです。
WT1抗原(人工がん高原)を使ったDCワクチン(樹状細胞ワクチン)の膵臓がん二次治療がPh3となっています。四季報で記載されているのはコチラのことですね。
テラ(2191)は上記①・②の事業内容のどちらかが要因となって株価が急騰したのでしょうか?もしくは、①、②以外の内容でしょうか?答えはこの後にありますので、読み進めてみて下さいね。
テラ(2191)の業績推移
医療ベンチャーによくある業績推移ですね。主に細胞医療事業への研究開発費が営業利益をマイナスにしています。
ここで気になるのが、債務超過や資金繰りに関してです。
営業赤字は約7億円に対して自己資本は約6.6億円です。即、債務超過となります。資金繰りはどうでしょうか?
調べてみると、2019年6月に、コミットイシュープログラムというもので、向こう3年間の資金を確保しているとリリースがでていました。
出典:テラ 2019年6月7日資金調達について-補足説明資料
2019年7月から2022年1月にかけて約38億円程度を資金調達できることになっています。
さすが医療ベンチャーですね。ビジネスモデルや財務内容が普通ではありません…
株価の動き
テラ(2191)のテンバガーチャート
こちらが、テラ(2191)のテンバガーまでの株価推移です。(日足)
眺めているだけで、ご利益がありそうです。笑
テラ(2191)のテンバガー時系列
2020年3月13日 安値92円(上場来底値)
2020年5月22日 高値1,000円
およそ2ヶ月で底値からテンバガー達成です!!!
ちなみに、2020年3月13日に付けた92円以降にも、2020年4月6日に安値96円を付けています。ここからテンバガーまでは、およそ1ヶ月半でした!!!
テラ(2191)のテンバガー材料は?
一番、肝心のテンバガー材料をお話します。大きく株価が上昇したプレスリリースが2つありました。
テンバガー材料①
株価推移を振り返りますと、明らかに株価上昇の勢いが変化したのが、2020年4月28日です。
2020年4月28日から、ゴールデンウィークを跨いで、2020年5月11日まで6日連続でストップ高となりました。
~テラ(2191)の2020年4月27日プレスリリース~
こちらが、テンバガーを達成した材料①です。
要約すると、以下の内容です。
①CENEGENICS JAPAN 株式会社との業務提携及び新たな事業の開始をしました。
②具体的には、COVID-19肺炎に対する間葉系幹細胞を用いた治療法の開発に関する共同研究契約を締結し、新型コロナウィルス 感染症(COVID-19)に有効な新薬の開発に係る事業を新たに開始しました。
③テラは臨床開発のサポート及び研究費の負担等を行います。
つまり、新型コロナウイルス治療薬をテラがCENEGENICS JAPANと開発する!!!という事です。
さらに、プレスリリースを読み進めると、『間葉系幹細胞を用いて、COVID-19によって重症化した患者さんに対して、メキシコで治療を行う臨床研究 を計画しています。目標症例数は、50 症例を予定しています』と記載されており、開発に関してかなり進捗していることが伺えます。
テンバガー材料②
再び株価推移を振り返ります。明らかに株価上昇の勢いが変化した2度目のタイミングは5月15日です。(上図ご参照)
2020年4月28日から、ゴールデンウィークを跨いで、5月11日まで6日連続でストップ高のあと、5月14日まで下落して5月15日から急騰しています。
~テラ(2191)の2020年5月14日プレスリリース~
こちらが、テンバガーを達成した材料②です。
2020年4月27日にプレスリリースしていた新型コロナウィルス(COVID-19)に対する幹細胞治療に関して、実際に臨床試験がスタートした、という内容です。
2020年5月22日、テラ(2191)の株価は1,000円をタッチしました。
最後に
テラ(2191)を調べた率直な感想は、医療ベンチャーの爆発力はハンパねぇということです。
2ヶ月で資産10倍、驚きしかありません…
しかも、まだまだ、上昇していくのかも知れません。神のみぞ知るところです。
そして、テラ(2191)に関しては、買えていた可能性がゼロではない銘柄だと感じました。バイオを中心にポートフォリオを組んでいる方であれば底値近辺で保有されていた方はいると思います。
なぜかと言うと、
①2020年3月の株価は100円前後でした。この水準は2009年3月に上場した以後、底値水準です。
②WT1抗原(人工がん高原)を使ったDCワクチン(樹状細胞ワクチン)の膵臓がん二次治療がPh3となっており期待できるのかな?と考えられるかもしれません。(今回のテンバガー材料となった新型コロナウイルスの治療薬はもちろん想定が難しいです)
③債務超過の懸念はありますが、資金繰りに関しては当面確保されているという見方もあります。
タラレバです!!
仮に、たまたま底値近辺で保有していたとしても、すぐに売る自信もあります。笑
いやいや、いずれにせよ、テンバガーは夢がありますね。調べているとテンションが上がりました。
引続き、興味がある銘柄を分析していきます。
ぜひ、今後とも『ゆうちゃんの投資ブログ』を宜しくお願いします~!!