こんにちは、ゆうちゃんです。
今回は、国策のデジタル人材派遣&マイナンバーコンサルに期待!『 IT book ホールディングス(1447)』銘柄分析&売買方針についてお話します。
本日は日経平均の動きがとても強かったです。直近高値の23,185円も見えてきました。この後、米国の相場がどうなるか気になるところです。ダブルインバース(1357)を引続き保有していますが、さてどうなるか!
今回も、株式相場の上昇局面に備えて、将来のテンバガー銘柄をみつけるべく個別銘柄の分析をしていきます。
分析対象としている個別銘柄は、①コロナ禍でも業績向上が期待できるビジネスモデル、②業績拡大傾向、③時価総額100億円未満、を基準として選定しています。特に、①、②は見極めが重要であると考えています。
それでは分析していきます!
IT book HD(1447)概要
会社概要
特記事項①:人材派遣は外国人停止もITや流通向け伸長。ITコンサルも自治体受注が伸びる。システム開発は既存案件拡大。海外の黒字定着。地盤調査改良の商談遅れによる調査集中で外注費増あるが営業増益。
特記事項②:既存の環境センシングサービスに気象データを追加した防災IoTサービスを提供開始。河川監視など自治体に拡販。企業買収や新規事業開発方針は継続。
事業は人材派遣、システム開発、コンサル、いずれにおいても受注増加や案件拡大など好調のようです。コロナ禍でも好業績が期待できるのでしょうか??
IT book HD(1447)株価推移
まずはチャートの確認です。
【ITbookHD日足チャート】
こちらはITbookHD(1447)の日足チャートです。
2020年6月に大きな出来高を伴いながら上昇していますが、直近でまた出来高が増加しています。
中期移動平均線に沿って上昇していますので、ここを割らなければ、再び上昇する可能性もあるのか?と考えています。
事業内容は期待できるのでしょうか??
ITbookHD(1447)事業内容
出典:ITbookHD HP
ITbookHD(1447)の会社概要です。ITbookとSOME THINGグループで大きく2つの会社に分かれています。次に各セグメントの実績をみてみます。
出典:ITbookHD 2020年3月期決算資料
ITbookHD(1447)は多くのセグメントで増収になっていることが分かります。とりわけ、人材派遣事業は約20億円、地盤調査改良事業は約10億円の増収となっています。
特に、大きく売上高が伸びている人材派遣事業の内容を確認します。
出典:ITbookHD 2020年3月期決算資料
人材派遣事業の内容を確認してみると、技術者派遣が前期比193.5%と大幅に伸びています。やはりIT業界からの引き合いが多いことが確認できます。また、利益をよく見ると減益となっています。売上高が大きく伸びているので収益性も上がるとインパクトが大きそうです。
会社全体としては儲かっているのでしょうか??
ITbookHD(1447)業績推移
【通期】
出典:株探
過去の業績は売上増収、利益増益で推移しています。2021年3月期予想も増収増益予想となっています。
新型コロナ流行の影響はどうでしょうか??
ITbookHD(1447)新型コロナを含めた今後の見通し
出典:ITbookHD 2020年3月期決算資料
まず、新型コロナウイルス感染拡大による影響については、『今期の通期業績予想に可能な限り織り込ん
でおります』となっています。
織り込まれている業績が実際どうなるかは、やはり2020年8月14日に予定されている第1四半期の決算をみてみないと何とも言えないと考えています。
また、『積極的な投資・M&Aも視野に入れた事業規模の拡大や、外国人材受入事業等の新規事業の早期収益化を目指し、グループスローガンである「売上高1,000億円企業」を目標に事業展開』とあります。M&Aにも期待です。
ITbookHD(1447)トピックス
トピックス①
出典:ITbookHD 2020年3月期決算資料
ITbookHD(1447)は、内閣官房、総務省、各自治体より、マイナンバー関連コンサルティング業務を受託しています。政府がデジタル化の推進に注力する中、特定給付金やマイナポイントなどの事業もあるため、ITbookHD(1447)の受注機会増加が期待されます。
トピックス②
出典:ITbookHD 2020年3月期決算資料
地方における専門人材不足の課題に対して、ITbookHD(1447)が石川県、奈良県、広島県に対してデジタル専門人材の派遣を実施。コロナ禍で需要が高まる分野ですね。
最後に
ITbookHD(1447)の2020年3月期においては、手掛けている多くの事業で増収を達成しており、業績が堅調に推移しています。2021年3月期の業績予想も増収増益を見込んでおり、新型コロナの影響も可能な限り織り込んでいるとなっています。
特に注目したいポイントは、コロナ禍においても増収増益を達成できるか?、国策のIT人材派遣やマイナンバーコンサルにどのくらい注目が集まるか?、M&Aはいつか?です。
売買方針としては、押し目買い!中期移動平均線(25日)を割ったら売却!でいこうと思います!
ITbookHD(1447)の株価は、先月6月に大きく上昇していますので、深追いはしないように取引していきます。
今回も最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
今後とも『ゆうちゃんの投資ブログ』を宜しくお願いします~!!
(※本ブログは投資を推奨するものではありません!投資は自己責任でお願いします!)
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